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【UP】フォノイコライザー内蔵のレコードプレイヤー(内容を編集追加)

インテグレーテッドアンプ(プリメインアンプ) Techinics SU-V7A(1982)の試聴してみました。

 2013年9月24日追加編集 
 Technics SU-V7A (1982) Technics は、松下電器(現パナソニック)のオーディオ・ブランドです。価格は、64,800円で、「new class A」 搭載SU-V7 の後継機。SU-V7Aの後継機は、 SU-V6X になるようです。
 SU-V7 を知り合いが所有して(後にSANSUIを所有)、いい音を鳴らせていました。筆者は、ビクター(現JVCケンウッド)「スーパーA」搭載のA-X5 を使っていました。「new class A」、「スーパーA」というのは、簡単に言えば歪が少なくて出力のあるアンプということでしょうか。この価格帯で、ビクターのA-X5が他社よりも少し早かったかな。タイミングで選んだといったところです。
(追加分)

(2010年ごろのコンテンツです。)
関連リンク
Technics資料館Techinics SU-V7A
・SU-V5Aの上位モデルSU-V7Aを使用する機会に恵まれたので(たまたま落札できたので)、試聴してみました。

SU-V7Aは外観のデザインが個人的に好みであることが試聴したりしている理由の一つになります。

 動作未確認の中古品です。経年劣化や故障している場合があります。まず症状としては、

・出力が不安定です。電源を入れるたびに出たり出なかったりする。
・input selectorを操作すると音がでなくなったりする。
・プッシュボタンが腐食している。

 状態としては物置に長期期間放置していたと思われる感じです。様子をみながら、音質チェックをしてみることにしました。2時間以上してから、本来の音に近くなったような気がします。

・SU-V5Aとの比較

 まず、本体サイズの奥行きが違いますので、SU-V5Aとは音質もかなり異なるのではと予感しました。音質は、やや柔らかい感じがします。SU-V5A の音質からメリハリがあるかと思ったのですが、意外にも穏やかな印象を受けます。気になる発熱の方は、さほど気にするほどではありませんでした。上位機種 なので、音に関するスペックは良くなっているのですが、評価をするのが難しいです。1982年のオーディオ製品なので、デジタル向けになっているものや、 そうでないものと各メーカー製品ともマチマチな時期だったと思います。SU-V5Aのinput selectorをみるとaux/CD/videoとプリントされている。が、SU-V7Aは、auxのままです。SU-V5Aに少し余裕を与えたような 印象を受けます。もう少し前面に押し出すような音質かと思ったのですが。
 後日、どちらも内部を掃除することになりまして、見てみると内部構造は部品など、かなり異なるものでした。SU-V7Aでは、大きさの異なるヒートシン クを3つ。SU-V5Aでは、大型ヒートシンクがひとつでした。本体の容量も違いますので、ニュークラスA搭載の別ものという認識で良いかと思います。 SU-V5Aでは、少し高音がキンキンと異質な音をする場合があるので故障しているかもしれません。

・SU-V7Aの音質について

 よく音質を評価する表現で、「クセがない」というがありますけど、このモデルだけを聴くとそう思ってしまうほど、まとまった音質になっています。音楽 ジャンルでいうと、ややポップスやイージーリスニング向きの音質かとも思います。やや明るめの基調で、テレビの音などは、聴きやすい感じにしてくれます。 前世代のSU-V7の音質を意識した調整と言えなくもないです。どちらが良いかは好みの範囲で収まるぐらいの違いかと思います。良い意味でテクニクス・サ ウンドと言えるかもしれません。音場や透明感は改善されています。解像度は、気がつくほどの改善はありませんでした。ニュークラスA回路の音質面での特徴 かと思われます。ただ、スピーカーでの出力の場合、まったく解像度について気にならないのも確かです。もしかしたら、ヘッドホン出力の音質のみの問題かも しれないです。大きい出力でスピーカーをドライブした時に、音質にリアリティがあって気になるような歪が少ないのであれば、最終的に評価される潜在力を感 じさせるものだと言えるでしょうか。

・SU-V7Aの現状

 右チャンネルの出力が不安定なんですが、プリ部は問題ないので、しばらくカセットデッキを接続して録音などをしていました。1982年発売の製品でもあ るので、当時のオーディオ製品の雰囲気があって個人的には好きなんですが、右チャンネルの出力は修理もしくはメンテナンスが必要です。音質は、音楽CD向 けの調整がさほどされていないので、好感があります。下位モデルのSU-V5Aとは、使われているパーツも音質に影響するものは異なっていて、わかりにく いですが、SU-V7Aに奥行きと余裕がある印象です。
 かなり長い時間電源を入れていますが、右の出力は以前不安定のままで、VRを大きくして右の出力が安定するまで時間がかかる状態です。
(細かいところは訂正しています。)

2013年9月24日
 数日前、フォノイコライザー内蔵ターンテーブルの音質チェックの為に、久々にSU-V7Aの電源を入れました。以前と同じように右チャンネルは、ボリュームを少しあげないと鳴らない状態です。
 PHONO MM ポジションがあるので、これでフォノイコ内蔵ターンテーブルを鳴らしました。音にクセがないぶん音質チェックをするのにはイイです。ターンテーブル内蔵のフォノイコライザーをONにしても試聴しましたが、ターンテーブル内蔵の方が音がやや良いという結果になりました。30年以上前の製品ということや中級機ということもあって、フォノイコは、あまり性能が良くないのかもしれません。経年からいっても、この音質で鳴っていることそのものが信じられない気持ちですから良しとします。

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